「当意即妙—芸術文化の抵抗戦略」展

開催概要
Co-program2023カテゴリーB 「当意即妙—芸術文化の抵抗戦略」展
会期:2024年1月12日(金) – 2月19日 (月) 10:00-20:00
会場:京都芸術センター ギャラリー北・南
入場料:無料 
〒604-8156 京都府京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2
地下鉄烏丸線「四条駅」、阪急京都線「烏丸駅」22番・24番出口より徒歩5分。駐車場はございません。公共交通機関をご利用ください。
京都芸術センター Webサイト: https://www.kac.or.jp/events/34900/
企画:居原田遥
主催:居原田遥、京都芸術センター(公益財団法人京都市芸術文化協会)

展覧会ウェブサイト https://www.kac.or.jp/events/34900/

展覧会ステイトメント
当意即妙(とういそくみょう):その場にうまく適応したすばやい機転。当座の機転。仏語の「当位即妙」が語源とも言われている。

人は誰しも、生きていくなかで、予期せぬ出来事や困難に直面します。それは当たり前だった日常や穏やかな生活が壊れてしまうようなものかもしれません。それは、社会の大きな力によって引き起こされ、自分一人の力では、どうにも解決できないかもしれません。そうしたときに、すばやく、的確に、自分の出来ることで「なにか」する。絶望的な状況に対して、ユーモア溢れる、希望となるアクションを起こす。アートをはじめとする文化実践(Cultural Practice)には、そうした現実――絶望的な世界――に対し、未来のための「一手」となる可能性があると信じています。
2021年2月、ミャンマーではクーデタが起こりました。それは、さまざまなかたちの暴力を生み出しました。そうした暴力は、いまなお人々を、そして人々が願う希望や平和を脅かしています。しかし、そこには抵抗を示し戦い続け、願いや想いを声にし、あるいは言葉では表せない「なにか」を表現し続けているひとたちがいます。
そうした状況をふまえ、3つの目的を掲げます。
ひとつめに、ミャンマーのクーデター以降、さまざまな暴力と戦うひとたちともに。これからの方法を考えていきます。
 ふたつめに、ミャンマーのクーデターがもたらした暴力やその実態を知ること、そしてそこで希望となるひとびとにあまり出会う機会がなかったひとたちとともに。知らないことから導き出す新しい希望を考えていきます。
 みっつめに、アートをはじめ文化実践(Cultural Practice)を通じて、絶望的な世界や社会的・政治的課題や困難と向き合い、それらを活用・応用したいと思うひとたちともに。世界と向きあう方法―戦略―を見出していきます。
そして、あらゆる人たちと共に思考するための機会となることを目指します。


イベント
イベントの参加申込は京都芸術センターのウェブサイトからお願いします。

イベント1:ドキュアッタンシアター #京都
参加プロジェクトであるドキュ・アッタンによる短編映像作品の上映会と、トークイベントを開催します。イベントは、上映会とトークの2部制となります。
登 壇|久保田徹(映像作家)、北角裕樹(ジャーナリスト)、他
進 行|居原田遥(「当意即妙—芸術文化の抵抗戦略」展企画者)
日 時| 2024年 1月20日(土)19:00― 21:00
会 場|京都芸術センター 大広間
料 金|参加無料 (要事前申込)
定 員|50名(先着順) 
イベントの参加申込は京都芸術センターのウェブサイトからお願いします。

イベント2:Yangon かるたによるかるたワークショップ+トーク&交流会
あそびでまなぶ?「かるた」を通じてミャンマーを学ぼう!参加プロジェクトであるYangonかるたによる「かるた」を体験出来るワークショップと、ゲストを招いたトーク&交流会を開催します。
ゲスト|Yangon かるた、他
進 行|居原田遥(本展企画者)
日 時| 2024年 2月11日(日)15:00-17:00
会 場|京都芸術センター和室「明倫」
料 金|参加無料(要事前申込)
定 員|15名(先着順)
イベントの参加申込は京都芸術センターのウェブサイトからお願いします。


Masking/Unmasking Life
ミャンマーを拠点とするアーティスト「カミズ」によって始められたプロジェクト。2021年2月のクーデター勃発以降、偽名のアーティストである彼女は、犠牲になった人々の顔をかたどったマスクを制作。2022年に東京芸術大学大学美術館陳列館で開催した「Masking/Unmasking Death 死をマスクする/仮面を剥がす」展を基盤にしながら、「死」と向き合うことから「生 Life」へとつなげる創作活動をインスタレーション作品として発表する。

3 AM Performance Art Collective
2016年より、マー・エイ、コー・ラット、ヤダナー・ウィンという3人のアーティストよってミャンマーを拠点として始められたコレクテティヴ・プラクティス。パフォーマンスという実践を通して、批評や表現の抑圧、クィアネスと政治的暴力の複雑さを表現し、ミャンマーにおける社会的・政治的困難を世界的な視点として提起してきた。

自由と平和な表現活動を支援するWART
言論・表現の自由・若者の未来」をコンセプトに漫画・イラスト・講演・論文などの表現を用いて、自由と平和な表現活動を支援する団体。あらゆる戦争と侵略の政策、あらゆる民族支配に反対し、すべての人々が身体的・精神的・社会的・経済的に豊かな生活を送る事ができる「世界の平和の確立」に寄与する事を目的としている。ミャンマーでクーデターが起きて6か月後から、軍の弾圧下で小さな一片の絵に希望を繋ぎ、今も描き続けている作家や自由のために戦うミャンマーの人々の気持ちの支援となる作品を集め、発信。

Docu-Athan(ドキュ・アッタン)
ミャンマー人のクリエイター(ジャーナリスト/映像制作者/アーティストなど)を支援するためのオンラインプラットフォームプロジェクト。2022年にミャンマーで拘束された2人の日本人、ジャーナリストの北角裕樹とドキュメンタリー作家の久保田徹の発案から生まれた。プロジェクト名称の「アッタン」はミャンマー語で「声・意見」などの意味がある。ウェブサイトでは、訪問者が、ウェブサイトを通じて「アッタン」を購入することで、クリエイターは新たな作品作りの資金とすることができる仕組みを設けている。
https://www.docuathan.com/

Yangon かるた
2019年からクーデター直前までのヤンゴンで、実際に撮影した写真を使った「かるた」の活動。「遊び」を通して、ミャンマーの人々の暮らし、文化、歴史を知り、クーデターによって日常が奪われるとはどんなことか、平和や国際社会の役割について考えるイベントを実施。公教育での多文化理解、キャリア教育講演会をはじめ、世代、人種を超えて、共に学び合う取り組みをしている。ミャンマーの現状を変える力がなくても、伝えることで未来を変えられると信じて行動する学びのプロジェクト。
https://yangonkaruta.jimdofree.com/